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M51の思い出

高校生だったとき、天文部なんぞに所属していた。

望遠鏡で星雲を観望しても、教科書や百科事典に出てくる写真のようには、実際のところ観えない。
「白いもやもや」のようなものでしかないのだ。
これをカメラで撮影すると、可視光線以外の領域も捉えることができるので、不可思議な模様を見ることができる。
もっとも、それだけの露光時間に耐えられる、強固な架台と空の状態と精神力が必要なのだが。
自分でFE2+135mmのニッコールで撮れた写真を観た時は、うれしいというか、つまらないというか。複雑だった。

ハッブル望遠鏡が打ち上げられたとき、地上で観測することが虚しくなるくらい、次々とその威力が発揮された。存続の危機にあるというのはもったいない話だ。

今回M51の画像が公開された。
M51の思い出_a0021438_1384932.jpg

これを「スケッチさせられた」ことが懐かしく思える。
写真では無理な表現を「心の眼で見る」のがスケッチの醍醐味(?)だと、当時の先輩に指導された。
そろそろ引越荷物から望遠鏡を掘り起こそうと思う。
by boochastra | 2005-04-26 13:10 | Natural
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